茨城大学 アカハラ訴訟:茨城大と2教授が水戸地裁で初弁論 /茨城

2012年9月8日 毎日新聞

茨城大学長が出した文書がアカデミックハラスメントなどに当たるとして、同大人文学部(水戸市文京2)の村中知子教授(64)と館山豊教授(64)が大学を相手に計540万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が7日、水戸地裁(脇博人裁判長)で開かれた。

2人は、08年7月、暴言などにより精神的苦痛を受けたとして、当時学部長だった田中重博副学長を提訴。昨年11月、田中副学長が「不適切な発言があった」と認め、和解が成立した。また09年6月には、大学を相手にアカデミックハラスメントの調査のやり直しと計1420万円の損害賠償などを求め提訴し、現在係争中。

今回の訴状によると、大学を相手に損害賠償を求めて提訴した直後の09年6月に池田幸雄学長が「訴訟提起は、大学に籍を置くものとして恥ずべき行為である」とする「学長所見」を教職員向けのサイトに掲示したことなどにより、名誉を傷つけられ、嫌がらせを受けたとしている。

大学側は、この日の弁論に出廷しなかったが、答弁書で請求の棄却を求めた。

投稿日: 9月 17, 2012 | カテゴリー: 茨城大学のアカデミックハラスメント | パーマリンク コメントする.

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