日別アーカイブ: 9月 12, 2012

山形大学 山形大教授がセクハラ 停職6カ月

2012年5月10日 産経新聞

山形大(山形市)は10日、地域教育文化学部の60代の男性教授が女子学生にセクハラ行為をしたとして、同日付で6カ月の停職処分にしたと発表した。

教授は研究室で女子学生の手を触ったり性的な発言をしたりしたという。学生が大学に申し出て判明した。教授は「セクハラの認識はなく、研究指導の一環だった」と話しているという。

結城章夫学長は「学生を指導する立場にありながら、このような行為は言語道断だ。綱紀の粛正に努めたい」とのコメントを出した。

山形大学 学内でセクハラ、アカハラ-山形大農学部教員を懲戒処分

2007年6月18日 山形新聞

山形大農学部の60代の男性教員が、研究室の学生や大学院生などにセクハラ(性的嫌がらせ)や、学内での上下関係を背景にした嫌がらせのアカデミック・ハラスメントをしていたことが18日、分かった。同大はこの教員を同日付で停職3カ月の懲戒処分にした。

同大総務部によると、この男性教員は2006年4月ごろ、講義や研究室での指導の際、複数の学生や大学院生に対して性的な言葉を口にしたり、「女性だったらできる」などと発言し、精神的苦痛を与えた。また、指導で自分の意にそぐわない学生に対し、「1週間ぐらい休め」と勝手に謹慎処分を命じて休ませたほか、教え子となる卒業生に無言を含む迷惑電話をかけたという。

学部内の投書箱に06年4月、投書があり、問題が発覚した。最終的には、この教員が所属する研究室の全学生・院生から同様の訴えがあったという。同大は、学部内に常設しているキャンパスハラスメント防止対策委員会、全学の防止委員会の2段階で調査を行い、処分を決めた。被害を受けた学生や院生の大部分は、既に卒業、修了している。

今回、教員の氏名や職階を公表しなかったことについて同大総務部は「キャンパスハラスメントの公表基準に則しての判断」とコメントしている。男性教員は「感情的になって謹慎処分を命じてしまった。また、セクハラの認識はなかったが、深く反省している」と話しているという。

同大では、04年度にもセクハラ問題が相次ぎ、相談窓口の設置や防止委員会を設けるなどの対策を講じてきた。しかし、研修会などを開いた際、「(参加者は)思うように集まらなかった」(同大総務部)という。今後は各学部で研修会や講演会を開くなど、防止策を徹底する方針だ。

山形大学 山形大、セクハラ訴えられ2教授退職 隠蔽の疑いも

2004年8月14日 朝日新聞

山形大学工学部(山形県米沢市)の男性教授2人について、セクハラを受けたという女子学生の相談を受けた学部当局が、規則上の手続きを取らないまま2人を依願退職させていたことが分かった。文部科学省は隠蔽(いんぺい)の疑いがあるとして来週にも同大に調査を求める。

同大によると、昨年7月、教授(63)が酒に酔ってアパートに押し掛けてきてセクハラ行為を受けたとの訴えがあった。教授は直後に病気を理由に休職、今年3月に依願退職した。同月には別の教授(61)が「大学院に進学したいなら学会に参加した方がいい」と別の女子学生を誘って上京し、ホテルで同じ部屋に宿泊させられたと相談があった。この教授も4月に依願退職した。

同大規則では、セクハラ相談は、学部内の委員会で調査などをした上、学部長が学長に報告して処分について検討し、教授会に報告するが、学部側は「調査結果が信用できない」「すでに辞めた人」として学長や教授会に報告せず、依願退職を認めたという。

仙道富士郎学長は「セクハラ行為が事実で、報告がないなら問題だ」と話している。