名古屋大学 名大大学院教授を提訴 セクハラでPTSDと訴え

2003年5月28日 共同通信

性的関係を強要され心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、名古屋大大学院の女子学生が28日、指導教官だった大学院文学研究科の男性教授(50)に、慰謝料など計3300万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。

学生が大学に相談して問題が発覚、教授は2001年3月に停職6カ月の懲戒処分を受けた。学生の弁護士は「教授が大学に復帰する一方で、学生はいまだに入院を余儀なくされている。研究者になる夢を事実上奪われた精神的苦痛は重大だ」と主張している。

訴状によると、教授は1996年から2000年まで、学生の精神的な混乱につけ込み、性的な接触を繰り返した。学生が行為をやめるよう望むと、教授は学生の首を絞めたり、「(問題を公にして)僕の首を飛ばしたら一番大事な人を殺す」などと脅迫。学生はPTSDと診断され、休学せざるを得なくなった。

投稿日: 8月 22, 2012 | カテゴリー: 名古屋大学のアカデミックハラスメント | パーマリンク コメントする.

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